現代は個性重視の時代と言われ、ありとあらゆるものに個性が求められるようになってきました。それは、これまでどちらかといえば没個性こそが美徳とされてきたようなビジネスシーンも同様で、そこで利用される様々なツールにも、それぞれの個性が投影されるようになりつつあります。特に、法人と同時に個人の印象をも左右するツールにおいては顕著な変化が見られ、オリジナルデザインのものが好んで使用される頻度が増えてきました。こんな時代だからこそ、他社に差をつける個性的なビジネスツールを効果的に利用し、この競争社会を効率的に勝ち抜いていきたいものですね。ここでは、個性的なオリジナルデザインの名刺を使う際の注意点や、最低限のルールについて考えていきたいと思います。

画像やフォント使用の基本ルールを厳守しましょう

アプリやソフトの一般化にともなって、現代では誰もが簡単に個性的なデザインの広告や画像を作ることができるようになりました。無料の専用ソフトを使用して、自分で名刺作成を手掛けているという方も少なくないでしょう。ここで一番気をつけなければならないのは、自分でこういったツールを作成する際の画像やフォントの利用についてです。多くの方は無料の素材サイトなどから画像やフォントをダウンロードしてデザインを考えることが多いと思われますが、個人利用が無料でも、例えばクレジット表記を義務付けているサイトや、商用利用を禁止しているサイトもあります。こういった規約に違反すると、法に問われる場合や罰金が発生することもありますので、充分に注意しましょう。また、個人利用だからと言って著作権に触れるキャラクター画像などを使用することは、厳密に法律によって禁止されています。気楽に考えていては大変な事態を引き起こす可能性もありますので、こういった画像は使用しないようにしましょう。

個性の押しつけにならないよう注意しましょう

個性重視のオリジナルデザインが盛んになってから、ビジネスシーンには大きな変化が訪れました。それぞれが競うように華やかな個性を演出し、インパクト重視のデザインが出回るようになったのは悪いことではないのですが、他社との差別化を意識しすぎるあまりに、まったく顧客の目を意識していないデザインが激増するという例が散見されるようになったのです。例えばご年配の方がメインのターゲットになる市場で、個性重視のあまりにとても小さなフォントサイズの名刺を利用するのは効果的なアプローチ方法と言えるでしょうか。また、建設業で使用するツールに、ひび割れたようなフォントを使用するのは適切なデザインと言えるでしょうか。ビジネスツールはあくまでもお客様があって初めて利用価値が生じるものです。個性と同様に、お客様が受ける印象というものを最大限に重視し、デザインを決定したいものですね。